乳頭がん その2 まわりまわって伊藤病院へ

この内容はあくまでいち患者の感想です。
お心あたりのある方はご自身で判断されず、必ず専門医の診察を受けてくださいね。

その2は甲状腺疾患専門の伊藤病院にたどり着くまでの経緯です。

歯の詰め物が取れて

まだ甲状腺の「こ」の字も知らず、「こ」と言えば高血圧と思っていた2021年のはじめ。
しかし身体の不調はなく、ごはんもお酒もお美味しいし、ぐっすり眠れてもいます。

ただ、1月に60歳になり、そろそろ久しぶりに健康チェックした方がいいかなーとぼんやり考え始めていました。
こうしてグズグズしていた3月、首の腫れが明らかに大きくなってきました。(その1参照)

そんな折、歯の詰め物が取れて歯医者さんに行くことに。
こっちのほうが生活に支障ありますからね、これが3月3日(水)でひな祭りDay。
すぐ治していただきましたが、このとき「歯垢も取った方がいいのだけど」と言われたのでお願いしました。
これ、1日で終わると思っていたら「2、3回通っていただきますね」なんですって、ちょっと長そう。

そして次回予約を取り帰宅しようと外に出たらお天気が良く、これも健康ついでと、昨晩気になった喉の腫れを見てもらいに散歩がてら近くの耳鼻科に寄ることにしました。
本当は血圧を先にみてもらいたかったのですが、かかりつけのクリニックはコロナ対応のため臨時休診日だったのです。

いま考えると、ここが人生のターニングポイントでした。
もし詰め物が取れなければ、もし歯垢取りの提案がなければ、もしお天気が悪ければ、もしクリニックがお休みでなければ・・・
耳鼻科に行くこともなく、甲状腺がんは静かに成長を続け恐ろしい未来になっていたかも。

耳鼻科で精密検査の紹介状をもらう

3月の耳鼻科って普段は花粉症の患者で溢れているのですけど、ここもコロナの影響で患者数が少なくすぐ診ていただけました。
先生は触診するやいなや「あれ、硬いですね! 精密検査したほうがいいので紹介状書きます」となりました。
ここで初めて甲状腺の名を知ったのです。

そして最近移転したばかりでピカピカの総合病院を紹介していただきました。
ちなみに2つの病院からここを選んだのはクレジットカード払いができポイントが溜まるから。
まだまだ気楽な自分^^;

そうそう、その後市役所に行き「限度額認定証」をもらってきました。<ーココ重要!
これがあると医療費の窓口支払い額が上限までになり、大きな金額を事前に用意せず済みます。
ない場合は請求金額をいったん全額支払いますが、3か月後くらいに支払い限度額を超える分を請求すると払い戻されます。(国民健康保険の場合)
具体的な方法は加入されている健康保険制度によって異なりますので、ご自身で確認されてくださいね。

国民健康保険の限度額認定証

なお帰宅後に甲状腺を検索しまくったのは言うまでもありません。

精密検査中に高血圧を指摘され

こうして翌3月4日(木)、精密検査を受けに朝イチ受診し、触診から超音波検査へ。
腫れているとこに溜まっている分泌物?を細い注射針で吸い取ります(痛くない)。
その後頸部CT撮影です。
最後に採血を済ませ、血液検査の結果を聞いてこの日は終わり。

このCT検査前の血圧測定で、あらためて高血圧が指摘されました、たしか150くらい。
そこで次回予約を済ませ、その足でクリニックに行き高血圧薬を処方してもらいました。
これが人生初の長期飲み薬はじめなり。

なお塩分とお酒の量をぐっと減らしたら、すぐに血圧は下がりました。
後に入院時、毎回の血圧検査もすべて正常で、たまに「低いですね」とも言われました。
食生活の見直しは健康の基本ですね。

とうとう甲状腺がんを知る

9日後の13日(土)、結果は「甲状腺がん」との診断!
いきなりの宣告に頭は真っ白です。
体調不良なんて何にもなかったし、しかも「がん」とな!?
ネットの情報からもしやとは思っていましたが、実際に面と向かって「がん」と言われるとけっこう動揺します。

先生のお話では、今すぐ命に関わるものではないが大きく、甲状腺を残したままだと肺や骨への転移リスクがあるそうで取った方が良いそうです。(摘出時27x20x37mm)
お聞きした内容は自分が調べたものと概ね同じだったので、覚悟を決め、手術を受けることにしました。

ここで伊藤病院の名が

しかし手術は提携先の大学病院になるとのこと。
それだけ甲状腺の診療は専門性が高いようです。

帰宅後、生命保険を任せている叔母に話したところ「甲状腺なら伊藤病院」と言われました。
しかしもう紹介状もいただいているので流れに任せようと、3月15日(月)の朝イチにCTデータなどを持って大学病院に向かいました。

CTデータ

紹介先は同じ耳鼻咽喉科で、鼻からファイバーを入れて患部付近をモニターしてもらいました。
またこのとき甲状腺がんの中でも「乳頭がんの可能性」と書かれてあるとお聞きしました。

そして「急ぐならここで手術。でも別な科になる」「日本最先端の甲状腺専門病院である伊藤病院も紹介できます」と言われたので「伊藤病院お願いします!」とお伝えしました。

正直、紹介先の病院から「伊藤病院」の名が出たときはホッとしました。
やはり叔母の話が気になっていたからで、精神的なモヤモヤが消え、すっきりしたことを覚えています。

甲状腺の病気には

私は3種類ある甲状腺がんの中で日本では最も多い(90%程度)乳頭がんで、後に摘出手術を受けることになりました。
でも、がんの中では比較的穏やかなタイプで、すぐ命に関わるものではない場合が多いようです。
そのためがんと診断されても、腫瘍が小さく体調に影響を及ぼしていない場合、定期検査で様子を見ることもあるようですね。

また甲状腺の病気にはこのほかホルモンが出過ぎるバセドウ病、反対に少なすぎる橋本病があります。
乳頭がんは私のようにしこりだけで無症状の人が少なくない一方、こちらは体調不良がおこるので、待合室の患者さんはちょっと辛そうにお見受けする方もいらっしゃいました。
いずれにしても、おかしいなと思ったら早めに専門病院の受診をお勧めします。

いざ表参道へ

さて大学病院を出ると12時前。
さっそく伊藤病院に電話すると午後の診察に間に合うとのこと。
バスと電車を乗り継ぎ、表参道を目指します。

その3に続く

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